【新唐人2013年5月12日付ニュース】中国政府の惜しみないバックアップにより、中国は世界で最も大きなソーラーパネルの生産国になりましたが、それにより大規模な過剰供給が生じています。また、ヨーロッパとアメリカは、中国企業がコスト以下の価格でソーラーパネルを輸出し、貿易のルールを違反していると批判しています。
このことにより、北京からの反発が予想されています。報道によれば、EUの取引首席担当者は、中国製のソーラーパネルに不当廉売関税を課すことを提案しました。5月3日、ロイター社は、EUのカレル・ド・ギュット通商担当が、翌週の水曜日にブリュッセルでその発表を予定していることを伝えました。これは、数十億ユーロの輸入品に影響を与え、ヨーロッパ製品の保護を狙ったものとみられています。
しかし、それは微妙なバランスを取る行動であり、EUによる不況脱出のための奮闘は、廉価な輸入品に対する動きに対し、効果が期待できます。しかし、一方で中国はEUにとって第二の最大貿易パートナーでもあるのです。
中国は環境保護技術の主力選手であることは、世界各国を驚かせましたが、2009年と2011年の間に、中国は世界の需要以上のソーラーパネルを生産し、市場でオーバーフローを引き起こしました。このため価格が下落し、利益幅の低下を招きました。
昨年、アメリカは中国製ソーラーパネルに同等の関税を適用し、このことも中国のマーケット侵入が過剰供給を招いたことを裏付けています。
EU通商担当の決断は、去年9月に実施された調査の後に下されたもので、一部のヨーロッパのソーラーパネルメーカーは、中国メーカーは中国政府から補助金を受けており、不公平な利点があると不満を表しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://ntdtv.org/en/news/china/2013-05-03/eu-to-impose-duties-on-chinese-solar-panels.html(英語)
(翻訳/瀋 編集/赤平 ナレーター/村上 映像編集/工)